オパールの遊色と価値

オーストラリア産オパールの価値を語るうえで、最も重要な要素のひとつが「遊色の色相」です。基本的に、同じ明度・同じパターン・同じ透明度 という条件が揃っている場合、色によって市場価値は大きく変わります。

最も希少で高値がつきやすいのはレッド(赤)系の遊色です。赤い光は最も大きい波長を必要とするため、内部構造が揃った上質なオパールでしか現れません。そのため、赤 → オレンジ → イエローと暖色になるほど価値は高い傾向があります。

続いて人気が高いのがグリーンで、明るく強い緑のフラッシュはコレクターにも人気です。ブルーは比較的よく見られる色のため、同条件では価値は中くらいになります。

最も低価値とされやすいのはパープル(紫)系です。紫は見えると美しいのですが、出現頻度が高く、また深い赤や緑のような希少性がないため、一般的には低い価格帯に分類されます。

この記事の下に、価値の低い色 → 高い色 の順に並べた簡単なイラストを掲載します。

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