オーストラリアは世界でも有数のオパール産地で、多くの美しいオパールが生まれています。今回は、特に有名な鉱山を紹介しながら、それぞれの特徴や産出されるオパール、そして化石オパールの話も交えてお届けします。

プレシオサウルスは、かつてオーストラリア内陸部を覆っていた巨大な内海に生息していた長い首の海生爬虫類です。死後、骨はブルドッグ頁岩層に埋まり、数千万年かけてシリカを多く含んだ地下水によって置き換えられ、世界的にも有名なクーバーペディの宝石化石となりました。

先月、息子達がクーバーピディへオパールの仕入れに行って来ました。

オーストラリア産オパールの価値を語るうえで、最も重要な要素のひとつが「遊色の色相」です。基本的に、同じ明度・同じパターン・同じ透明度 という条件が揃っている場合、色によって市場価値は大きく変わります。

ボディトーン（オパール全体の地色、つまり背景色）は、N1（最も暗い）からN9（最も明るい）までの9段階に分けられます。

オパールは天然石なので遊色（オパールの明るさ）の度数もそれぞれ違います。大体の目安があればオパール個々を説明する時に便利ですよね。